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2013/03/22(金) 20:01:00 [国思う回顧録]

学校から戻ると

 中学生二年になった時期で、十三歳の時だった。「ただいま」と学校から戻ると、「大平正芳さんという人から手紙が届いているけど」母が大きな封筒を差し出した。「大平さんてあの大平先生のことか?」と私にこう尋ねたが、「ああ、そうかもしれないね」と。淡々とそう言い残し、スタスタと階段を上がって自室に入った。

 机に座って、封筒の裏を見ると確かに「大平正芳」と秀麗な達筆で書かれている。お忙しいのに申しわけない。その思いで封筒の頂上部一、二ミリの範囲に丁重にはさみを入れ、丁寧に書簡を広げて拝読した。

 貴君のご指摘に感銘した。こういう若者が存在していることを天に私は感謝し、安心して国体護持に命を捧げることができる(要旨)、との勿体無いお言葉の数々がそこに在った。勿体ないお言葉であった。

 何故、日本には独立国として自国を守る軍隊を持たないのか。途上の国々への笑顔や援助は有って良いとしても、大国に対してもっと胸を張れる外交がこの日本に必要なのではないか等々と。傍若無人ながら、中学生が率直に書かせていただいた書簡へいただいたお返事であった。
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「良観深蔵」

 その後に賜った揮毫の中でも、特に「良観深蔵」の四文字を今も座右の銘とさせていただいている。意味を拝すれば、「良いものの観方、考え方は心深くに蓄えて行きなさい」との、後塵への願いを託された四文字と拝啓している。

 その積み重ねこそが人としての徳分として自から自然に身を輝かせ、時代に即応した先見の基礎をなすことに通じて行く。義広、このことを終生大切にしてまいりたく思う次第。

平成25年3月22日 回顧
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付記、カルト教祖や分野利用の商売人のごとくの、汝の身にそもそもの「人」としての自信が無いためによる著名人の「ツーショット利用」は、在日出身者らに共通する性癖だが、我々先祖代々の敷島人はそのような輩を「人」とも認識し得ないし、良識は厳として慎み、且つ識別し見抜くべきである。

 但し、先人が成して来たように、そもそもが身に誇りと自信をなし、そのはるかな回顧の中で身の思い出の一つとして上記のように語ることは有る。朝鮮系らの「ツーショット利用」の粉飾、偽装とは本質的に異なるため、ご理解のほどお願いしたい。
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■ 最近の関連稿

「個」の宣言 2013/02/18
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日本は毅然とあれ!  

20130322003  
路傍にて(筆者)
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