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2008/03/26(水) 13:39:17 [明るいニュース]

 

 
誇れる日本の職人気質

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埼玉の世界一砲丸作り職人 「北京五輪提供しない」 
  中国チベット自治区の騒乱の影響で、一部で北京五輪へのボイコットが叫ばれているが、日本の砲丸作り職人が北京五輪への砲丸の提供を断っていたことが分かった。3大会連続で男子砲丸投げのメダルを「独占」、世界一ともいわれる職人だ。きっかけは、2004年に中国で行われたサッカー・アジア杯での中国サポーターのマナーの悪さや反日デモ。「こんな国に大事なものを送るわけには行かない」というのだ。J-CAST NEWS 3月25日付記事より参照のため引用/写真は「辻谷工業のホームページ。参照のため引用
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北京五輪での使用を断る

 おそらく有志ブログの多くがあつかわれているテーマかと思う。表題記事については、読者の多くから教えていただいた情報だ、感謝する。重心が安定しており、世界でトップレベルにある選手たちがこぞって使用しているという、辻谷政久氏(辻谷工業社長)制作の「砲丸」だが、北京五輪での使用を自ら断ったとの一報である。まさに、誇るべき日本の職人気質と感銘し、また、敬意を捧げ、小稿からも紹介したい。
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誇れる日本の職人気質

 北京五輪での使用を断った理由について、辻谷氏は、J-CAST NEWSに対し、『2004年に中国重慶で行われた、サッカー・アジア杯での中国サポーターの試合中の罵声・ブーイングや試合後の暴動、その後の反日デモで在中日本大使館に投石行為が行われたことを挙げて、「この国には大事なものを送ることはできないと思い、去年(07年)の11月に(オファーを)断りました」』(表題)とある。まさに、職人が精魂込めて作り上げる品は、単なる「品物」や「モノ」ではなく、自らの「分身」であり、「形見」であると謂ってよい。その分身を危険な国へ、まして、競技が無事に行われる確証がない所へ送り出すわけには行かない。若輩ながら、しかし、この信条のゆえかと拝察する次第である。

 また、砲丸の提供を断った後の今の辻谷氏の感慨も紹介されている。云く、『ギョウザの問題やチベットの問題以前に決めていたんですが、最近のニュースを見ても送らなくてよかったなと思います。やっぱりこの国にオリンピックをやる資格はありませんよ。(砲丸を使用する)選手には申し訳ないと思いますが、職人の心意気がありますから、何でも送って有名になればいいというものではないんです。真心かけた大事なものですから』(同)と。率直な言葉である。「この国にオリンピックをやる資格はありませんよ」と。粉飾や利権にまみれた一部の識者、政治家には、とても「言える」ことではない。

 日本の職人気質とは、「こういうものだ」と。その一端を明快に教えてくれる記事ではないか。辻谷政久氏の益々のご健勝とご活躍を願う1人である。短稿にて。
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■ 主な関連記事:

「長野聖火リレー」一考 
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【筆者記】

 思い出すよく似た話がある。少年の頃から「和菓子」に興味があった。幼い目に、彼岸に供えられた「落雁(らくがん)」が、ふと目に留まってからである。限られた素朴な材料から、職人の手で何種類、何十種類もの和菓子が作り出される。季節や行事に合わせ、そのバリエーションはさらに広がる。ある意味で「機微」を大切にし、また、ある意味で奥が深い。その奥深さはいったい何なのだろうか、と。

 是非、学びたい。その思いから、不器用ながら、夏休みなどに和菓子屋でアルバイトさせてもらったことがあった。早朝の下仕事をさせてもらいながら、横目で垣間見る職場は、何人もの職人がいながら、必要な「指示」以外は、話し声ひとつ聞えて来ない峻厳な「場」であった。各位がそれぞれの持ち場に集中しているためか。その神聖とも謂える空気の中で、次々と菓子が作り出されて並んでいく。色形にせよ、重さにせよ、機械で測ったかのような精密さが感じられた。

 たまたま、盂蘭盆の注文が入ったある午後のこと。「いえ、うちの和菓子は売れません」と。凛(りん)として断る店主の声が聞えて来た。もし、売れば大量に品が出て、店の利益になるはずだが。店主は、その(発注者である)暴力的な団体について、出入りする常連客や業者から評判を聞いていたようだ。「うちの和菓子を大切に思ってくれる人にしか売らない。わが子を送り出すのと同じだからな」と。この店主の気質と品格に、かけがえの無い教訓を得た思いがした。

 外務省などの研修に、日本の職人「弟子入りコース」を設けてみてはどうか。
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 読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメントに感謝します。昨今、売国事例と呼ぶべきさまざまな事件、不祥事が露呈していますが、良識の力によってこれらを今周知・打開し、未来の教訓とすべき「日本復刻」への確かな前兆と筆者は観ています。先ず膿を出し切って、病を治す。これもまた自明の道と思います。力を合わせて頑張りましょう。

 一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。 



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