2008/04/19(土) 16:41:15 [明るいニュース]

 

 
海外で報じられる出発地辞退の「英断」

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日本の寺院が灯火リレーを拒絶
 仏教寺院の名刹が、日本における五輪灯火リレーの開催地点となることを辞退した。長野市の善光寺は、4月26日の(灯火リレー)パレードの出発地点となるはずであった。(長野市の)関係者は、(辞退の)決断について、(同寺の)僧侶たちが懸念する(開催時の)安全性のみならず、チベットの最近の不穏な動向への懸念が(深く)関連していることを明かした。(A major Buddhist temple has withdrawn from plans to host Japan's opening stage of the Olympic torch relay.Zenkoji Temple, in the city of Nagano, had been due to serve as the starting point for the parade on 26 April. An official said the monks were worried about safety but also linked the decision to concern over recent unrest in Tibet.)BBC 4月18日(現地時間)付記事より参照のため抜粋引用/写真は同記事。参照のため引用 ( )内は筆者挿入

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海外が報じる善光寺の英断

 この4月18日に、長野灯火リレーの出発地点「辞退」を表明した善光寺の英断が海外では大きく報じられているようだ。紆余曲折が多少あったとはいえ、勇気ある決断が、同寺のみならず、日本への好感を持った記事として配信されているる。1つの勇気が、世界の日本に対する認識にも好影響をおよぼす。今般の海外での報道は、その端例と謂えるのかもしれない。

 敬愛する「米流時評」殿がAPの記事を紹介されている様子を先ほど拝見して感銘を受けた。そこで、駆け足ながら、小ブログも少々海外の報道を紹介することにした。表題に引用する記事(BBC)もまた、善光寺の英断を大きく取り上げているので、粗訳ながら紹介する。

 表題文面に続いて云く、『日本での灯火リレーは、1998年の冬季五輪の開催地である長野市で、全長18.5キロメートル(11.5マイル)の走路を設けて開催される(予定だ)。同寺による決断については、市職員との会談後に発表された。ロイター通信に対し、「我々は寺の国宝と、多くの参拝者の保全を考慮する必要があった」と寺院関係者は語った。 (In Japan, the torch is to be paraded 18.5km (11.5 miles) through Nagano, which hosted the 1998 Winter Olympic Games. The decision by the temple to withdraw was announced after talks with city officials."We needed to think about security, being a temple with national treasures and many visitors," a temple official told Reuters news agency. 』と。

 その後に、灯火リレーの現況が少し記され、『「さらに、チベット問題への国際的な関心が高まり、(出発地点となることに反対する)国内からの声、および(チベット問題を深く考える)人々からの声を(真摯に)受け止めざるを得なかった」。(これにより)リレー(行事の)実行委員会の篠原邦彦市(事務局長)は、パレード出発点の変更を表明。(これに際して)「同寺の決断を尊重する」と述べた。同市では、すでに、保全の理由から、リレーに関連したイベントの中止を決めている。 ("We also had to take into account the many messages of concern that we, as a Buddhist temple, received from residents all over the country and from our followers after growing international focus on the Tibet issue." Kunihiko Shinohara, of Nagano's organising committee for the relay, said that the starting point for the parade would be changed. "We respect the temple's decision," he said. The city has already cancelled one event planned around the relay because of security concerns.) 』と伝えている。

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BBCによる灯火リレーの経路図
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各国も大きく報じる

 いずれも4月18日付(現地時間)のものだが、たとえば、イタリアのANSAは、Giappone: tempio dice no a fiaccola(日本: 寺院が灯火を拒絶)』と題して一面に同記事をを掲載。次のように紹介している。云く、『(ANSA) - 4月18日東京発-仏教寺院・善光寺は、長野で4月26日予定されているに北京2008五輪の灯火中継の出発地点となることを辞退。中国政府によるチベット対応への重い抗議とみて、1998年の冬季五輪開催地であった長野市ではリレープロジェクト全般の見直し、変更が必要となった。(TOKYO, 18 APR(ANSA) - TOKYO, 18 APR - Il tempio buddista Zenkoji ha chiesto di non essere piu' il punto di partenza del passaggio della fiaccola olimpica di Pechino 2008. La torcia olimpica sara' il 26 aprile a Nagano. I monaci del tempio della citta' giapponese, che ha ospitato le olimpiadi invernali del 1998, sono intenzionati a rivedere l'intero progetto dopo che il governo cinese ha preso pesanti misure contro le proteste nel Tibet.』と記している。 

 また、フランスの
Le Mondeは、『Au Japon, un temple bouddhiste s'oppose au passage de la flamme olympique(日本の仏教寺院が五輪灯火の通過に反対』との記事を一面に掲載。『日本で、4月26日に予定されている五輪灯火リレーの出発地であった長野の仏教寺院・善光寺が、この4月18日にチベットの状況に懸念を表明し、主催者に(出発地点担当の)返納を申し入れた。時事通信(日本)によれば、同寺の決断は、(同じ仏教徒としての)中国政府によるチベット「弾圧」への懸念によるものと思われる。これに対してリレー実行委員会の篠原邦彦氏(事務局長)は、善光寺の申し入れを尊重し、リレーコースの変更に着手することを表明した。(Le temple bouddhiste Zenkoji de Nagano, qui devait servir de point de départ au relais de la flamme olympique au Japon le 26 avril, s'est soustrait du parcours à cause de la situation au Tibet, ont annoncé, vendredi 18 avril, les organisateurs. Le temple a justifié sa décision en raison de la "répression" chinoise au Tibet, selon l'agence japonaise Jiji. Nous respectons la décision du [temple] Zenkoji et allons changer de point de départ", a déclaré le chef du comité d'organisation du relais de Nagano, Kunihiko Shinohara.
』と報じている。

 併せて同紙面には、辞退の経過について、同寺の僧侶の言葉を掲載。『(当初は出発地点となることを)快く引き受けた経過と寺院の責任について述べ、しかし、(今般の情勢により)チベットの状況に重い懸念を抱くにいたったことを表明した。" Nous avions accepté cette demande de tout notre cœur", a expliqué un responsable du temple, mais "la situation a changé... Les moines sont très inquiets [de la situation au Tibet]".』と紹介している。

 読者から教えていただいたメキシコの
La JornadaTemplo budista japonés se niega a recibir la llama olímpica日本の仏教寺院が灯火受け取りを拒否)』と題する記事を掲載。AFPの配信を受けて同内容を掲載している。その中で、同寺関係者から時事通信に伝えた『チベットの方々に対し、同じ仏教徒として深く憂慮する("Sentimos profundamente que somos los mismos budistas que los tibetanos", declaró un monje a la agencia Jiji.)』との言葉が紹介されている。 
   
 
 ざっと概観しただけでも、かなり広範に今般の善光寺の決断が、しかも好意的に報じられていることが判る。まさに英断海を渡る、と謂えるのではないか。雑感ながら短稿にて。
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Le Mondeに書簡

 特に、これまで拝見した範囲でのことだが、大きく、詳細にわたって報じたLe Monde(ル・モンド)紙に対し、感謝の意も込めた書簡を書いた。次世代の日本が、世界中から敬愛される国であることを願う。
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【筆者記】

 ドイツの報道に関しては、おそらく、ドイツ在住の専門家のマルコ老人がニュースを紹介してくれるものと期待し、一報を委ねたく思う。良識による1つ1つの結実がチベットの人々の心に届き、世界に伝えられる。嬉しいことだ。チベットに、そして日本に、輝ける未来があることを切に願う1人である。短稿にて。
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 読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメントに感謝します。昨今、売国事例と呼ぶべきさまざまな事件、不祥事が露呈していますが、良識の力によってこれらを今周知・打開し、未来の教訓とすべき「日本復刻」への確かな前兆と筆者は観ています。先ず膿を出し切って、病を治す。これもまた自明の道と思います。力を合わせて頑張りましょう。

 一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えていただき、共に闘ってくださるみなさまに心より感謝します。 

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2008/04/19(土) 07:59:28 [中共(中国共産党)]

 

 
露呈する中国共産党の弱点

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チベット問題聞く耳なし、中国外相激しい批判に終始
 来日中の楊潔チ(ようけつち)中国外相は18日、福田首相や与野党幹部らとの一連の会談で、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世側への激しい批判を繰り返し、日本側の対話呼びかけにはほとんど耳を貸さなかった。(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)楊外相は民主党の小沢代表らとの会談で、「人権問題で中国は批判を受けているが、人権問題を起こしているのはダライ・ラマ側だ。中国国民の命や人権を守るため、治安を強化する必要がある」と強調。自民党の伊吹幹事長との会談では、「西側メディアは、明らかに(中国政府に不利なことを)選んで報道している」と、報道にも批判の矛先を向けた。楊外相は17日の日中外相会談で、「アジアで中国に何か言っているのは、日本だけだ」とも述べており、自民党内では「胡錦濤国家主席来日の地ならしで来日したはずだが、逆効果だ」と反発する声も出ている。読売新聞 4月19日付記事より参照のため引用/写真は「楊外相の表敬を受け、笑顔を見せる福田首相」。時事通信4月18日付記事より参照のため引用。

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中国共産党の弱点を露呈

 中華人民共和国(中国共産党により1949年建国)の楊潔チ(ようけつち)外相が来日。首相をはじめ、与野党の党首、要人らと相次いで会談。その様子がメディアを通じて報道されている。その中でも、表題の「チベット問題聞く耳なし」と指摘する記事は、総じて、それらの会談内容を象徴するものと思われるので小稿に引用する。

 同外相と会談した各党、各者からは、曲がりなりにも「チベットの人権問題」の話が出た様子だが、「それは内政問題である」(要旨)と跳ね除けて議論を拒否する。また、チベットの“騒乱”については、「ダライ・ラマ一派が五輪開催を妨害する目的で画策したものだ」(要旨)とまくし立てる。これについても議論を拒否する。痛いところを衝かれると、何だ、お前はと怒り出すスタンスである。人の感情としては有り得ないわけではない。だが、ごくごく一般的な視点から観て、これが、他国への訪問時に、一国家を代表する公人・外相がとるべきスタンスかと問えば、やはり稚末に過ぎるのではないか。そう映るのは筆者だけであろうか。

 まして、『アジアで中国に何か言っているのは、日本だけだ』(表題)とは、興味深い発言である。これまでに、首相や閣僚が「何か、言いましたっけ?」と。あらためて問い返したい事項である。お気づきの読者はおられることと思うが、今般の同国外相の対応の中に、中国共産党の弱点が露呈しているのである。
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攻めに強く、守りに弱い

 中国共産党は「攻め」の面では強さを発揮する。「工作」活動を通じた標的国への諜報や侵蝕、そして、篭絡。および、表向きに「解放」と称する侵略行為では無尽の威力を発揮する。だが、その反面、「守り」の面では、おぞましいほどの矛盾と脆弱さを露呈する。それを象徴する事件が、再び起きたチベットの惨劇であった、と認識すれば事の次第が判りやすくなる。チベット人に対して「発砲はしていない」(要旨)とする国営機関を通じた当初の対応が、外国メディアやチベット亡命政府の指摘で「嘘」であることが露呈した。みなさまにとっては、耳新しい出来事であった。

 また、同国政府が“暴動”“騒乱”と主張する事件の中に、伝統の便衣隊を投入した自作自演行為が相応にあったことも露呈した。たとえば、当局が配信したラサの“暴動”の映像では、警察や治安部隊の姿は見られず、ひたすらに、チベット人市民や僧侶の姿をした人物らが破壊行為を重ねる。それらの「姿」が映し出されている。この映像に、穏健なはずのチベット人僧侶が「ここまで、ものを破壊する方法を知っているのだろうか?」と。筆者に疑問を投げかけて来た英人記者もいた。また、日本人とみられる旅行者を保護するシーンでは、警察官らしき人物らが登場するが、「なぜ、こういうシーンだけ、警官が出てくるのだろうか」との疑問を呈する声もあった。

 ご存知の通り、灯火リレーへの“妨害”と主張する“事件”でも、同様のパターンが随所で観られた。当局の手が入った、とみられる自作自演の数々は、ネット有志や有志ブログが指摘し、小ブログでも報告した通りである。客観的に、時間の経過と共に露呈する中国共産党の「嘘」の数々。かの天安門事件(六余事件)(1989年)では、同様の「嘘」が今ほど露呈せずに済んだのかも知れないが、ネットを通じた「情報量」に隔世の違いがある現在では、「同じ手」は通用しなくなって来ている。中国共産党の「痛いところ」とは「事実」であり、また、「事実」の指摘に弱い。それに対し、もはや、さらに「嘘」の上塗りを重ねるか、旧式の強圧で対抗せざるを得ない。すなわち、正面からの正攻法に弱く、「守り」に弱い。これが中国共産党の弱点である。この点を再確認できた。それが今般の同外相の来日と謂えるのではないか。 
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「五輪成功へチベット解決を=中国外相に表明−福田首相」

 同外相と40分間にわたる会談(4月18日)が伝えられる、福田首相は、報道によれば、『チベット問題について「国際的問題となっている現実を直視する必要があり、北京五輪に影響させるべきではない」と述べ、対話による平和的解決を求めた』(「時事通信」4月18日付)と発言。「求めた」とはいえ、中華人民共和国の主張をおさらいするかの発言である。これに対して、『楊外相は「ダライ(・ラマ14世)側が分裂活動、暴力活動、北京五輪破壊活動を停止すれば、対話の扉は開かれている」と、従来の主張を繰り返した』(同)とある。失礼ながら、中国共産党の「ご意向」を確認した「だけ」の会談に映る。

 呼称、表記を置き換えたのみの長野灯火リレーの判走ランナーについて、『首相は26日に長野市で行われる聖火リレーに触れ「日本の警察がしっかり守る」と述べ、中国人ボランティア集団「聖火防衛隊」の伴走は不要との立場を伝えた』と述べておられるが、ランナーの正体が判ってしまえば、この言葉も空しい。

 しかし、今般の外相来日によって良識が得た成果は、中国共産党の弱点を眺めて確認できたこと。および、『自民党内では「胡錦濤国家主席来日の地ならしで来日したはずだが、逆効果だ」と反発する声も出ている』(表題)と指摘している通り、胡錦濤氏を「国賓」として招く愚かしさ。それをあらためて確認できた点にある。首相に決断を求めるとすれば不可能だが、善光寺の英断に続き、何らかの形で、この殺人指導者の招待キャンセルは有り得ないものか。
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■ 主な関連記事:

善光寺が辞退

政治家の「国籍」「資質」を問う 6
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【筆者記】

 早朝の短稿にて失礼する。当面の対中外交では、少なくとも、相手のペースに乗らずに、むしろ、この弱点を巧みに衝いた外交。距離を広げる外交。中国共産党の倒壊を前提とした外交であるべきではないか。中国共産党と関わるほど、日本にとって「ろくなことはない」のである。
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 読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメントに感謝します。昨今、売国事例と呼ぶべきさまざまな事件、不祥事が露呈していますが、良識の力によってこれらを今周知・打開し、未来の教訓とすべき「日本復刻」への確かな前兆と筆者は観ています。先ず膿を出し切って、病を治す。これもまた自明の道と思います。力を合わせて頑張りましょう。

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