fc2ブログ

2010/05/20(木) 08:20:56 [闇政治/闇法案]

日本解放を前提とした「道州制」法案
「日本自治区」化への地慣らしか

20100520001 20100520004
道州制基本法案、来年の通常国会に 総務相
 原口一博総務相は19日午前、道州制導入に向けて来年の通常国会に道州制推進基本法案を提出したい考えを示した。導入を求める日本経団連の御手洗冨士夫会長ら経団連幹部との会合で明らかにした。民主党は先の衆院選の政策集で「将来的な道州も検討」としたうえで、実施の是非は地域の自主的な判断を尊重するとしている。日本経済新聞紙面(切り抜き)5月19日夕刊(2面)より参照のため引用/写真は「東京特別州」23区再編提言」と伝える東京新聞紙面(切り抜き)5月20日朝刊(1面)(左)、「道州制や電子行政 協力で一致」と報じるNHKニュース(Web)5月19日付記事(右)より参照のため引用
----------

韓国、北朝鮮と同等の「地区割り」

 「道州制」のメリット、デメリットについては、積年の間、さまざまな議論がなされて来たことかと思う。おそらく、読者のみなさまにも「賛」「否」が分かれるコンセプトではないか。では、貴殿はどう考えているのか、と問われるとすれば、先ず大局の上から私は「反対」である。

 南北朝鮮に習うかのように、なぜ、この「道州制」を勘案しなければならないのか。この違和感が、特に、ここ数年の間に深まって来た。素人ながらあえて指摘させていただければ、「道州制」は、朝鮮半島の歴史的な“親”(宗主国)とも謂うべき支那を支配する中国共産党の視点からすれば、この日本までを朝鮮半島と同列に配し、「日本自治区」化への地慣らしに好適な「制度」に映ってならないからである。侵略には必ず先ず「地図」が用いられる。中国の他国に対する解放(侵略)政策にも、また精細を施した標的国の地図は不可欠であることは、チベット、東トルキスタンへの短期の侵攻・制圧という歴史的な事例にも明らかである。

 また、直ちに統一化しやすい地区割りにしておいた方が、中国共産党にとっては解放(侵略)政策実施後もその分スムースに支配できる。それを前提とした「道州制」議論を、同党自らの手を汚さずに、この日本に喚起させている、とみなして差し支えない。現実に、たとえば、南朝鮮には、「京畿道」「江原道」「忠清北道」という具合に計9道。北朝鮮にも「平安南道」など計9道が存在しており、日本に同様の“仕組み”が具現化すれば、指摘される「東海自治区」「日本自治区」を掌握しやすくなるため、と認識すれば事の次第が判りやすくなる。
----------

民主党が法案化へ

 そうした見えざる動きを、いよいよ、国民政党を偽装した人民解放軍の「野戦総司令部」が法案化する。表題は、「原口一博総務相は19日午前、道州制導入に向けて来年の通常国会に道州制推進基本法案を提出したい考えを示した」(日本経済新聞)、として、「導入を求める日本経団連の御手洗冨士夫会長ら経団連幹部との会合で明らかにした」と記している。中国共産党には、武力を使用する以外に、解放(侵略)を前提としたさまざまな戦術、戦略が豊富である。人、また人を送り込む「人口侵略」。経済界を籠絡した上での「経済侵略」もまたその1つである。経済要人をあたかもスパイウエアのように次々と造り替え、中国共産党自らの手を汚さずに、その国の内部から解放の扉を開かせる手法である。

20100520002
日本経済新聞紙面(切り抜き)5月19日夕刊(2面)
-------

 その典型が、表題(東京新聞)紙面に配されている「提言」と認識すれば、事の次第がさらに判りやすくなる。また、この「提言」自体が、原口総務相の言資、ひいては民主党の闇法案の動静と同期している点に注視が必要である。「民主党は先の衆院選の政策集で「将来的な道州も検討」としたうえで、実施の是非は地域の自主的な判断を尊重するとしている」とあるが、言葉を置き換えれば、「野戦総司令部」の日本分断の意図に他ならない。「地方」から国をバラバラに分解し、針路を迷わせて抵抗力を低下させる。そこへ外からの「解放」させれば、自治区化もまた容易であろう。
----------

■ 主な関連記事:

トロイの木馬「経団連」  2008/10/14 
 
----------

 理工系の視点から淡々と拝察しても、「道州制」は現下の日本にとってはそぐわない。同法案は、通常国会(明年明け)に提出とあるが、この「野戦総司令部」の一刻も早い下野、消滅が不可欠である。また、スパイウエアのごときに徘徊し、経済と引き換えに国売るかの国家観乏しき“経済人”も要らない。余稿ながら。


平成22年5月20日

博士の独り言
----------

20100520003
路傍の初夏(筆者)
----------    
     
 

スポンサーサイト



| HOME |