2008/04/14(月) 12:39:27 [チベット]
14世のシアトル発言に思う
ダライ・ラマ14世「暴力拡大なら辞任」 米・シアトルで会見
ロサンゼルス=松尾理也】 米国を訪問中のチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世は13日、滞在先のワシントン州シアトルで会見し、チベット騒乱について「暴力が制御できなくなれば、私の持つ選択肢は辞任だけだ」と語り、今後の状況によっては引退することも辞さない考えを改めて強調した。中国当局によるチベット騒乱鎮圧後、ダライ・ラマが訪問先の米国で会見したのは初めて。
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会見後に配布された声明文では、「われわれの戦いは中国政府の一部の指導者とのものであって、中国の人々と戦っているわけではない」と強調。そのうえで、もし中国政府が取り締まりを中止し、警察や軍を引き上げるならば、チベットの人々に抗議をやめるよう説得する用意があるとした。産経新聞 4月14日付記事より参照のため引用/写真は同記事より参照のため引用
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ダライラマ14世の遠謀深慮か
暴力の否定。非暴力の訴え。仏教者の立場から発するごく自然な主張と謂えるのかもしれない。だが、凡人のためか、ダライ・ラマ14世の一連の発言に、「なんだかなあ」、といささかの違和感を憶える点はある。いわゆる、チベットの独立や分離を求めず、とする点。また、北京五輪を支持し、同国には開催の資格がある(いずれも要旨)としている点だ。
だが、逆の視点から考察すれば、「別の答え」が得えられそうだ。たとえば、現時において、ダライ・ラマ14世が、チベットの独立を主張し、且つ北京五輪の開催資格はない、と世界に向けて発すれば、チベット自治区、および周辺各省のチベット人居住区に対する、中国共産党の軍圧はことさらに強まるのかもしれず、ひいては、強引な手法で、チベット人の絶滅に乗り出すかもしれないのである。
すなわち、チベットが早々にこの地上から消えてしまう。その危険性がある。ゆえに、その事態だけは先ず回避すべし、とのダライ・ラマ14世の遠謀深慮が見えてくる。凡人ゆえに、発言に対しては、その程度の解釈しか出来ないが。数々の発言に、ダライ・ラマ14世の立場をこのように拝察する1人である。
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チベットの現状と日台の未来
チベットは、物理的には、台湾、日本から遠く離れてはいる、だが、現在のチベットの惨状は、台湾、日本の「未来」とごく隣り合わせの「現実」と謂える。その「現実」を、わが身にふりかかる未来の懸念として認識すれば、本来、台湾、日本がとるべき道筋、政策の方向性は明確になるはずだ。だが、何を恐れてか、政治家諸氏の多くはそれを語ろうとはしない。この日本では、良識の方がよほど正直で、且つ、事の深刻さに目覚めていると謂えよう。
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【筆者記】
表題の『もし中国政府が取り締まりを中止し、警察や軍を引き上げるならば、チベットの人々に抗議をやめるよう説得する用意があるとした』との発言は、しかし、中国共産党が暴虐を止まない限りはチベット人は抗議を続ける。その意志を示した発言として映る。五輪開催までの4ヶ月弱の間。屈中国を除く各国から抗議の声は続くだろう。以って、中国共産党の悪逆非道は、時間と共により広く知れ渡ることになる。中国共産党は、抗議に対抗した虚構宣伝を重ねるほどに、その足場を弱めるはずだ。もし、北京五輪開催がキャンセルになれば、また、この貴重な期間は得られなかったはずだ。
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2007/05/18 00:00 設置 (PCカウント)
Author:博士の独り言
いかなる組織、団体とも無縁の日本人発行のメルマガ、およびブログです。初期のように、氏名とプロフィール、写真を掲載すべきと考えていますが、迫る身の危険回避の意味からも自重すべし、との筆者をよく知る友人らの制止により、現在は「博士の独り言」として活動しています。活動自体も全く無収入です。