2008/04/19(土) 07:59:28 [中共(中国共産党)]
露呈する中国共産党の弱点
チベット問題聞く耳なし、中国外相激しい批判に終始
来日中の楊潔チ(ようけつち)中国外相は18日、福田首相や与野党幹部らとの一連の会談で、チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世側への激しい批判を繰り返し、日本側の対話呼びかけにはほとんど耳を貸さなかった。(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)楊外相は民主党の小沢代表らとの会談で、「人権問題で中国は批判を受けているが、人権問題を起こしているのはダライ・ラマ側だ。中国国民の命や人権を守るため、治安を強化する必要がある」と強調。自民党の伊吹幹事長との会談では、「西側メディアは、明らかに(中国政府に不利なことを)選んで報道している」と、報道にも批判の矛先を向けた。楊外相は17日の日中外相会談で、「アジアで中国に何か言っているのは、日本だけだ」とも述べており、自民党内では「胡錦濤国家主席来日の地ならしで来日したはずだが、逆効果だ」と反発する声も出ている。読売新聞 4月19日付記事より参照のため引用/写真は「楊外相の表敬を受け、笑顔を見せる福田首相」。時事通信4月18日付記事より参照のため引用。
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中国共産党の弱点を露呈
中華人民共和国(中国共産党により1949年建国)の楊潔チ(ようけつち)外相が来日。首相をはじめ、与野党の党首、要人らと相次いで会談。その様子がメディアを通じて報道されている。その中でも、表題の「チベット問題聞く耳なし」と指摘する記事は、総じて、それらの会談内容を象徴するものと思われるので小稿に引用する。
同外相と会談した各党、各者からは、曲がりなりにも「チベットの人権問題」の話が出た様子だが、「それは内政問題である」(要旨)と跳ね除けて議論を拒否する。また、チベットの“騒乱”については、「ダライ・ラマ一派が五輪開催を妨害する目的で画策したものだ」(要旨)とまくし立てる。これについても議論を拒否する。痛いところを衝かれると、何だ、お前はと怒り出すスタンスである。人の感情としては有り得ないわけではない。だが、ごくごく一般的な視点から観て、これが、他国への訪問時に、一国家を代表する公人・外相がとるべきスタンスかと問えば、やはり稚末に過ぎるのではないか。そう映るのは筆者だけであろうか。
まして、『アジアで中国に何か言っているのは、日本だけだ』(表題)とは、興味深い発言である。これまでに、首相や閣僚が「何か、言いましたっけ?」と。あらためて問い返したい事項である。お気づきの読者はおられることと思うが、今般の同国外相の対応の中に、中国共産党の弱点が露呈しているのである。
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攻めに強く、守りに弱い
中国共産党は「攻め」の面では強さを発揮する。「工作」活動を通じた標的国への諜報や侵蝕、そして、篭絡。および、表向きに「解放」と称する侵略行為では無尽の威力を発揮する。だが、その反面、「守り」の面では、おぞましいほどの矛盾と脆弱さを露呈する。それを象徴する事件が、再び起きたチベットの惨劇であった、と認識すれば事の次第が判りやすくなる。チベット人に対して「発砲はしていない」(要旨)とする国営機関を通じた当初の対応が、外国メディアやチベット亡命政府の指摘で「嘘」であることが露呈した。みなさまにとっては、耳新しい出来事であった。
また、同国政府が“暴動”“騒乱”と主張する事件の中に、伝統の便衣隊を投入した自作自演行為が相応にあったことも露呈した。たとえば、当局が配信したラサの“暴動”の映像では、警察や治安部隊の姿は見られず、ひたすらに、チベット人市民や僧侶の姿をした人物らが破壊行為を重ねる。それらの「姿」が映し出されている。この映像に、穏健なはずのチベット人僧侶が「ここまで、ものを破壊する方法を知っているのだろうか?」と。筆者に疑問を投げかけて来た英人記者もいた。また、日本人とみられる旅行者を保護するシーンでは、警察官らしき人物らが登場するが、「なぜ、こういうシーンだけ、警官が出てくるのだろうか」との疑問を呈する声もあった。
ご存知の通り、灯火リレーへの“妨害”と主張する“事件”でも、同様のパターンが随所で観られた。当局の手が入った、とみられる自作自演の数々は、ネット有志や有志ブログが指摘し、小ブログでも報告した通りである。客観的に、時間の経過と共に露呈する中国共産党の「嘘」の数々。かの天安門事件(六余事件)(1989年)では、同様の「嘘」が今ほど露呈せずに済んだのかも知れないが、ネットを通じた「情報量」に隔世の違いがある現在では、「同じ手」は通用しなくなって来ている。中国共産党の「痛いところ」とは「事実」であり、また、「事実」の指摘に弱い。それに対し、もはや、さらに「嘘」の上塗りを重ねるか、旧式の強圧で対抗せざるを得ない。すなわち、正面からの正攻法に弱く、「守り」に弱い。これが中国共産党の弱点である。この点を再確認できた。それが今般の同外相の来日と謂えるのではないか。
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「五輪成功へチベット解決を=中国外相に表明−福田首相」
同外相と40分間にわたる会談(4月18日)が伝えられる、福田首相は、報道によれば、『チベット問題について「国際的問題となっている現実を直視する必要があり、北京五輪に影響させるべきではない」と述べ、対話による平和的解決を求めた』(「時事通信」4月18日付)と発言。「求めた」とはいえ、中華人民共和国の主張をおさらいするかの発言である。これに対して、『楊外相は「ダライ(・ラマ14世)側が分裂活動、暴力活動、北京五輪破壊活動を停止すれば、対話の扉は開かれている」と、従来の主張を繰り返した』(同)とある。失礼ながら、中国共産党の「ご意向」を確認した「だけ」の会談に映る。
呼称、表記を置き換えたのみの長野灯火リレーの判走ランナーについて、『首相は26日に長野市で行われる聖火リレーに触れ「日本の警察がしっかり守る」と述べ、中国人ボランティア集団「聖火防衛隊」の伴走は不要との立場を伝えた』と述べておられるが、ランナーの正体が判ってしまえば、この言葉も空しい。
しかし、今般の外相来日によって良識が得た成果は、中国共産党の弱点を眺めて確認できたこと。および、『自民党内では「胡錦濤国家主席来日の地ならしで来日したはずだが、逆効果だ」と反発する声も出ている』(表題)と指摘している通り、胡錦濤氏を「国賓」として招く愚かしさ。それをあらためて確認できた点にある。首相に決断を求めるとすれば不可能だが、善光寺の英断に続き、何らかの形で、この殺人指導者の招待キャンセルは有り得ないものか。
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■ 主な関連記事:
・善光寺が辞退
・政治家の「国籍」「資質」を問う 6
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【筆者記】
早朝の短稿にて失礼する。当面の対中外交では、少なくとも、相手のペースに乗らずに、むしろ、この弱点を巧みに衝いた外交。距離を広げる外交。中国共産党の倒壊を前提とした外交であるべきではないか。中国共産党と関わるほど、日本にとって「ろくなことはない」のである。
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読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメントに感謝します。昨今、売国事例と呼ぶべきさまざまな事件、不祥事が露呈していますが、良識の力によってこれらを今周知・打開し、未来の教訓とすべき「日本復刻」への確かな前兆と筆者は観ています。先ず膿を出し切って、病を治す。これもまた自明の道と思います。力を合わせて頑張りましょう。
一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えていただき、共に闘ってくださるみなさまに心より感謝します。
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2007/05/18 00:00 設置 (PCカウント)
Author:博士の独り言
いかなる組織、団体とも無縁の日本人発行のメルマガ、およびブログです。初期のように、氏名とプロフィール、写真を掲載すべきと考えていますが、迫る身の危険回避の意味からも自重すべし、との筆者をよく知る友人らの制止により、現在は「博士の独り言」として活動しています。活動自体も全く無収入です。