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2009/02/21(土) 23:20:20 [メディア/意見書]

取材しないで書ける毎日新聞

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中川前財務相:お騒がせ もうろう会見直後、バチカンで石像触り警報鳴る
【ローマ藤原章生】 ローマで開かれた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)で、ろれつが回らない状態で記者会見に出席し、辞任に追い込まれた中川昭一前財務・金融担当相が、会見直後に訪れたバチカン博物館で陳列品の石像に触れるなどマナーの欠ける行いをしていたことが、同行者らの証言でわかった。中川氏は博物館でも政府代表とは言い難い姿をさらしていた。毎日新聞記事(切り抜き)2月21日夕刊(8面)より参照のため抜粋引用/写真は毎日新聞の同記事より参照のため引用

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執拗な中川昭一「報道」

 中川昭一氏の政治生命を絶ちたいのであろう。毎日紙面でも執拗な攻撃が続いている。表題の写真選びも意図的である。内容も、相変わらず、その場に居合わせたかの、「見て来た」ような記事である。云く、「今月14日午後4時(日本時間15日午前0時)すぎ、ローマ中心街のホテルで、眠り込みそうな表情で会見を終えた中川氏は、その足で博物館に向かった。イタリアを去る間際の2時間の「視察」で、当初から予定に組み込まれていた」と。続けて、云く、「財務省職員を伴った中川氏を現地の大使らが案内する形で、一行10人は博物館職員と共に館内を回った。午後4時の閉館時刻を過ぎていたため、一般客はいなかったという」と。

 続けて、云く、「その際、中川氏は館内を好きに歩き回った。触ることを禁じられている石像を2回ほど触り、一度は警報のブザーが鳴った」と。描写が細かい。記事に、「・・という」と出て来てはいるが、論調は新聞と謂うよりは、同紙が得意とするその分野の小説に近い。問題と指摘されている、「見てきたように書く」記事は、同紙の体質に由来するものであろう。同紙面についても、厳正に記録しているが、朝日新聞と同様に、「中川昭一」報道には、文脈に明らかな意図とその背後とのつながりが観える。これについては、あくまでご参考として、後稿の機会に報告したい。
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「取材無し」で記事が書ける

 最近、毎日紙面の確認できた1つの傾向は、同紙の場合は、取材をしなくても記事が書けることだ。他紙の情報、記事も、あたかも、自らがその場に居て取材していたように書く。これについて、昨日、同紙に問い合わせた様子を報告する。

筆者: 御紙2月18日付2面の「検証 ローマの2日」と題する記事について、伺いたい。
毎日: その記事が何か。


筆者: これは、御紙がその場で直接取材して書かれた記事か? その場に居合わせたような書き方だが。
毎日: ウチの記者はその場にいなかった。周辺取材というか、中川氏に同行した関係者から聞いた内容を、ウチの記事にしたものと思われる。

筆者: それならば、一般紙面の慣用句として、たとえば、「関係者によれば」、「関係筋によれば」との書き始めから、内容を紹介する形で書くべきではないか。
毎日: ウチの紙面をご覧になれば判ると思うが、ウチはそんな書き方はあまりしない。直接取材しなければ記事を書けないというのか?


筆者: 御紙も新聞ならば、通常の慣用句や表現方法を用いるべきではないか、とお尋ねしているのだが。現状では、直接取材なのか、関係筋による情報なのか、区別がつかない記事に映る。直接取材していないのであれば、その様子を客観的に明示しても良いのではないか。新聞は公器であるべき存在だ。その立場で、内容の事実確認や責任を問われるケースもあるはずだが。
毎日: ウチのやり方について、とやかく言われる筋合いにない。


筆者: その場にいなくても、または、取材しなくても、御紙なら記事にできる。そのやり方に文句を言うなということか? 購読者の1人として伺っているのだが。
毎日: 言いたいことはそれだけか。

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 物事のごく基本的な筋道さえ分からなくなっているのだろうか。掘り下げた意地の悪い質問かもしれないが、購読者が淡々と問い合わせすれば、腹立たしく返す。淡々と、こうですよね、と確認の意味で質問しても、相応の答えは返って来ない。毎日新聞のやり方に文句があるのか(要旨)と返す。残念な応対である。
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中川昭一氏への執拗な攻撃

 通話を切ろうとする空気が伝わって来たが、問い合わせを続けた。

筆者: 連日の紙面を拝見しているが、中川昭一氏の辞任後にいたっても、執拗に「酩酊会見」に関する記事や、その関連記事が目立つが。明らかに度を超している報道だ。大報道と見ている。そこまで、中川氏を攻撃する理由は何か。
毎日: 一国の大臣が醜態を見せた。それを記事にしているのだが。


筆者: 一国の大臣をあつかうならば、少なくとも明暗両方を客観的に報じるべきだ。そもそも、G7会議で中川氏の職務に瑕疵はあったのか? その問いもなさずに、「酩酊会見」に関する記事を連日掲載する。その中に取材もしていない記事も目立つ。
毎日: ・・・


筆者: 過去に、酩酊状態で会見に臨んだ他国の首長もいる。その様子が世界に配信されたからといって、「辞めろ」との声は上がったのだろうか。100パーセント完璧な人間は存在しない。問うべき職務の内容を問わずして、1つの失態を、いつまで報道し続けるつもりか。
毎日: ご意見として関係者に伝える。


筆者: 御紙が今日(2月20日付)で書いている「バチカン観光」にしても同様だ。行く国々の見学、観光はどのような政治家でも通例ではないか。
毎日: ご意見として関係者に伝える。


筆者: 一連の「大報道」を個の圧殺と認識している。明らかな暴力である。中山成彬氏の事例と同じだ。御紙は「個」に対する暴力の先導役を買い、結果的に、それを利用する政治勢力を幇助していることになるが。
毎日: 幇助とは聞き捨てならない。(「幇助」に敏感に反応)


筆者: 幇助といわずして、何と謂う。
毎日: ご意見として関係者に伝える。

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 率直な感想を申し述べれば、この時の反応は、特定国の人物と話す時と同じだ。整然と問いかけても、論旨を理解しようとせず、ヒステリックに返す。好んで行っていることではないが、今後も、他紙と同様に同紙の検証を続ける。
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取材をしないで書ける特技

 以下の記事は、表題と同日付の毎日新聞(8面)の記事だ。筆者にとっては、興味深い分野の科学記事だが。

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毎日新聞記事(切り抜き)2月21日夕刊(8面)
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 その内容を拝見すれば、どこかで読んだことがあった。記憶をたどれば、2月18日付の日本経済新聞(16面)に論旨を同じくする記事があった。記事を締め括る神奈川大学助手の談話も同じである。ごく単純に紙面を拝見すれば、日本経済新聞掲載の「3日後」に、若干の手を加えて膨らませた「記事」を、毎日新聞が掲載しているようにも映る。

20090221008
日本経済新聞記事(切り抜き)2月18日夕刊(16面)
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 写真(想像図)がカラーになっている。こういう書き方が毎日新聞だ、と返されれば、“主張”になるのかもしれないが。通常は、情報の鮮度も新聞に問われる1つの要素だ。同記事を最新のニュースと読む購読者もおられるのかもしれない。
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■ 主な関連記事:

朝日「バチカンの変」の闇 2009/02/21
毎日「バチカン観光」記事に問う 2009/02/20
朝日毎日「総理追求」の闇 2009/02/19 
手紙・中川昭一議員殿 2009/02/18 
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【筆者記】

 小学校の壁新聞でさえ、それなりの取材をして書く。以上、どこかでご参考としていただければ幸いである。紙面記事を参照し、小考を報告する。
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 読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、小稿を新たにアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメント、メッセージをいただき感謝します。一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。
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