2009/02/23(月) 11:34:29 [メディア/意見書]

ブーメランは、いずれ小沢氏に

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「麻生首相は問責に値する」 民主・小沢代表が退陣要求
 民主党の小沢代表は22日、麻生首相について「問責に値するような総理大臣だ。国民の信頼を完全に失っていることはいろんな調査からも明らかだ。もう本来、総辞職すべきだろう」と語り、自ら退陣しなければ参院への首相問責決議案提出も辞さない考えを示した。千葉県君津市で記者団の質問に答えた。首相問責をめぐっては社民党、国民新党から提出を求める声が強まっている。小沢氏は「国会運営は幹事長らに任せている」とも語り、世論や国会情勢を見極めながら提出時機を探る考えを示した。麻生首相が退陣すれば、全党参加の選挙管理内閣による即時解散を呼びかける意向だ。朝日新聞記事(切り抜き)2月23日朝刊(2面)より参照のため抜粋引用/写真は朝日新聞の同記事。参照のため引用

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「いろんな調査からも明らかだ」

 小沢一郎氏(民主党代表)の発言(22日)を報じる朝日新聞の記事を小稿に紹介する。小沢氏は、麻生総理が国民の信頼を失っていることは、「いろんな調査からも明らかだ」と語った。その「いろんな調査」とは何を指すのだろうか。メディアによる調査ならば、タイミングを合わせたかのような、「調査」記事が毎日新聞のトップにある。

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毎日新聞記事(切り抜き)2月23日朝刊(1面)
 
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世論誘導“調査”

 取材しなくても記事が書ける毎日紙面は、こう書き出している。云く、「毎日新聞は21、22両日、電話による全国世論調査を実施した。麻生内閣の支持率は1月の前回調査比8ポイント下落の11%で、現在と同じ質問形式にした1949年以降、89年3月の竹下登内閣、01年2月の森喜朗内閣の各9%に次ぐワースト3位の低水準となった」と。続けて、云く、「麻生太郎首相がいつまで政権を担当すべきかを尋ねた質問でも「今すぐ辞めるべきだ」との回答が39%に達し、首相の政権運営は一層窮地に陥った」とある。


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毎日新聞記事(切り抜き)2月23日朝刊(2面)
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 毎日新聞が本当に調査を行ったと仮定して、その中身を観てみたい。通常、行うとすれば、「新聞社」にあるべき「世論調査」は簡明且つ公正なものでなければならない。公器であるべき社会的立場から、淡々と現在の内閣を支持しますか? 支持政党は?とむしろ、他紙を含めた紙面報道とは切り放した次元に足場を置く調査であるべきだ。さもなくば、設問だけでも、誘導質問に等しくなる。

 報道にリンクさせた事項が目立つ。象徴的な1つは、設問の中に、すかさず「中川財務・金融担当相の辞任をきっかけに、自民党内からは、対の衆議院選の前に麻生首相は退陣すべきだとの声も出ています。麻生首相はいつまで政権を担当すべきだと思いますか」との問いを「世論調査」に盛り込んでいる点にある。「酩酊会見」「ローマ観光」など、実施日が「21日、22日の2日間」とあれば、連日の、且つ執拗な中川バッシングの大報道の最中ではないか。また、同調査について、「有権者のいる1593世帯から、1067人の回答を得た。回答率は67%」とある。

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毎日新聞記事(切り抜きのつづき)2月23日朝刊(2面)
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 電話に出て、「毎日新聞の・・」と聞けば、変質新聞を相手にする暇はない、と回答を拒否される方もおられるだろう。記事が示す数値の上で、3人に1人が拒否した様子が窺えるが、その中には、新聞記事には誘導されず、相応に世情を理解した人々が多分に含まれている可能性もあるのではないか。拒否した「526世帯」のうち、たとえば、である。約5分の1にあたる105世帯が回答に回り、麻生内閣支持に回れば、数値もまた変わる。現行の、新聞社の「世論調査」とはかくも根拠が脆弱(ぜいじゃく)だ。この傾向は、朝日、読売、日経、産経の一般各紙、ひいては、メディア全般にも同様の指摘ができる。

 民主党自身が「世論調査」をしたのだろうか。ほとんどが、メディアが適当に報じる「いろんな調査」を、倒閣「ネタ」にしているのではないか。メディアを利用した倒閣キャンペーンには、概ね2つのパターンがある。1つは、上記の曖昧なまでの「支持率」をもとにしたキャンペーン。2つ目は、倒閣ネタによるキャンペーンだ。「ネタ」はアピールに使える事柄であれば何でもよい。大臣の顔の絆創膏や総理、閣僚の読み違え。あるいは、何かの発言を切り取って来て“失言”にトリミングしたものなど。およそ、政治とは別次元の事柄を持ち出して来てはメディアに大報道させる。その大報道の度に、上述の1つ目とリンクさせた「数値」の誘導を図る。

 卑怯な「やり方」であり、およそ、日本人のメンタリティではなく、真摯に問うべき中身に乏しい野蛮な所業である。「政権を穫る」とはいえ、政権ビジョンすら確立されていない「政権交代」は単なる倒閣、日本破壊でしかない。
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■ 主な関連記事:

毎日「取材なし記事」に思う 2009/02/21
朝日「バチカンの変」の闇 2009/02/21

毎日「バチカン観光」記事に問う 2009/02/20
朝日毎日「総理追求」の闇 2009/02/19 
手紙・中川昭一議員殿 2009/02/18 
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【筆者記】

 中川昭一氏のG7後の会見(報道分)の中にあった「G20」は、実は根拠があるもので、報道動画の中では、あたかも、それが「G7」を言い違えたかのトリミングであることを、読者から指摘をいただいた、感謝する。闇政治、闇法案と対峙する中川昭一氏の議員生命を失わせてはならない。動画の分析が済み次第、まともな回答は過分に期待できないが、各局に対して順次問い合わせをしたい。および、表題の代表が抱える莫大な不正献金疑惑や度々のドタキャンを、なぜ、報道しないのか、と。淡々と質問したい。以上、紙面記事を参照し、小考を報告する。
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 読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、小稿を新たにアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメント、メッセージをいただき感謝します。一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えてくださるみなさまに心より感謝します。

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