朝日「通名報道」の闇
2009/09/24(木) 14:54:07 [メディア報道の闇]
朝日新聞の「通名報道」を質す
口論中、妻の首絞め死なす=殺人未遂容疑で54歳夫逮捕-警視庁
22日午後4時40分ごろ、東京都江戸川区東瑞江のアパートで、「女房を殺した。首を絞めた」と110番があった。警視庁小松川署員が駆け付けたところ、アパートに住む韓国籍の無職朴淑子さん(52)が居間で倒れており、約1時間半後に搬送先の病院で死亡が確認された。同署は殺人未遂容疑で、同居の夫で韓国籍の無職洪京吉容疑者(54)を逮捕。容疑を認めており、同署は殺人容疑に切り替え、詳しく調べる。時事通信(Web)9月22日付記事より参照のため引用/写真は、同事件の容疑者を通名で報じる朝日新聞記事(切り抜き)9月23日朝刊(31面)より参照のため引用
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朝日「恒例」の通名報道
桜大和掲示板で、読者からご指摘いただいていた朝日新聞の通名報道だが、同紙面と別報道(例,表題の時事通信記事)をそれぞれ確認させていただいた。朝日の紙面を見れば、あたかも日本人の殺人未遂であるかの印象を受ける。だが、国籍と本名で報じる記事(時事通信)と比較すれば、この後者の、事実をそのまま報じる方が「情報」として正解である。
時事通信(Web)9月22日付記事
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裏を返せば、朝日新聞の通名報道は、事実の隠蔽(いんぺい)さえ等しく、「報道」にはなっていない。目立つ情報の加工と操作、捏造記事とともに、その病癖(びょうへき)は、社会的にもっと広く問われるべきだ。その願いを込めて、小稿に下記を報告する。
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通名報道の誤りについて
早速、朝日新聞に問い合わせをさせていただいた。
筆 者: 御紙23日付31面の紙面についてお尋ねしたい。「妻殺害容疑54歳を逮捕」と題する記事には、「殺人未遂」で逮捕された人物の名前を「徳山京吉容疑者」と報じておられる。だが、別報、時事通信の同旨記事を観れば、「韓国籍の無職洪京吉容疑者」とある。逮捕された人物が同一であっても、記事を読む側の者としては、まったく異なる印象を受ける。
朝 日: ご存知かと思うが、朝日新聞では、在日韓国・朝鮮人の方を通名で報道する方針でいる。これらの方々は通名で生活して来られたわけだし...
筆 者: 通名とは偽名であり、複数の通名も名乗り分けることができる。こうした外国人の犯罪報道では、国籍と本名を報じるのが、「事実」を報じるべき報道の当り前のスタンスではないのか。
朝 日: まあ、歴史的なこともあるし、日本で通名を名乗らざるを得なかった事情も考慮しての報道スタンスだ。ご理解いただきたい。
筆 者: 理解いたしかねる。たとえば、私は外国での生活が長く、多種多様なメディア報道にも接して来たが、その国で「外国人」に該当する人物による犯罪があった場合には、国籍や本名は整然と報じている。報道に必要な「事実」に他ならないからだ。これらの、一般的なスタンスに比べれば、御紙をはじめ毎日新聞などによる通名報道は異常である。私の知る限り、世界広しといえども、外国人犯罪を偽名で報じるのは御社はじめ日本の一部のメディアしかない。
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あくまで、喧嘩腰ではなく淡々と尋ねた。先方もまた、淡々と“朝日新聞のスタンス”を説明しておられたのだが、その“方針”はどう拝察してもおかしい。このことについて、さらに指摘させていただいた。
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“歴史背景”について
筆 者: 歴史的云々と仰せだが、おそらく強制連行のことではないか。
朝 日: まあ、そういう歴史を指している。
筆 者: 御紙(朝日新聞)の昭和34年7月13日付の記事には、当時の外務省の発表をこのように記しておられる。云く、「現在、登録されている在日朝鮮人は総計六十一万人で、関係各省で来日の事情を調査した結果、戦時中に徴用労務者としてきた者は二百四十五人にすぎず、現在、日本に居住している者は犯罪者を除き、自由意思によって在留した者である」と。
朝 日: なるほど
筆 者: その徴用の期間についても、「国民徴用令は日本内地では昭和十四年七月に実施されたが、朝鮮への適用はさしひかえ昭和十九年九月に実施されており、朝鮮人徴用労務者が導入されたのは、翌年三月の下関-釜山間の運航が止まるまでのわずか七ヶ月間であった」と記しておられる。最近は、徴用を“強制連行”に置き換えるかのような論旨が横行しているが、、徴用と“強制連行”は根本的に違う。つまり、徴用は募集と報酬をともなうもので、いわば、西欧にあったような、奴隷とするための“連行”行為とは異なる。まして、徴用はそれ以前から日本国民に対して存在していたが、朝鮮地方を対象とした徴用は戦中末期のわずか7ヶ月間であった。それで、御紙は、「戦時中に徴用労務者としてきた者は二百四十五人にすぎず」と記され、他は自由意思での日本入国であることを記されている。
朝 日: どこの新聞か? (筆者、茶を吹く)
筆 者: 御紙だ。朝日新聞の昭和34年7月13日付の記事にこう記しておられるではないか、と申し上げているのだが。
朝 日: ... 仰せの内容を担当に申し伝えておきたい。でも、通名は...
筆 者: 通名で報じる、報じないは、あくまでもメディアの「表現の自由」に当たる、とお考えなのかもしれない。だが、国籍も報じない、本名も報じない、偽名だけで報じる、とあれば、(=イコール)虚偽報道とみなされてもいたしかたあるまい。御紙がどんどん信用を失うだけではないのか。「事実」を報じるべきメディアの魂は御紙にはないのだろうか。
朝 日: ... ご指摘の内容を担当に申し伝えておきたい。
筆 者: 今後も御紙面を毎日拝見すると思う。また、これからも、指摘させていただくことも多いが、あくまでも、本当のことを知りたい、事実を知りたい。その読者の立場と視点からお尋ねすることをご理解いただきたい。
朝 日: よくわかりました。
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さりとて、朝日新聞の“通名報道”のスタンスは今後も続くであろう。だが、粛々とした指摘活動は今後も同様に続け、今後もメディアの虚構を指摘してまいりたい。
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■ 主な関連記事:
・通名と破壊脅威 2009/05/19
・朝日「日本人」報道の闇 2009/02/02
・朝日毎日「江波戸」 報道 2008/09/11
・毎日新聞宛質問・意見書 2008/08/21
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【筆者記】
通名を名乗っているのは在日韓国・朝鮮人のみで、在日ドイツ人、在日フランス人など、他の外国籍者で「通名」を名乗る人は先ずいないであろう。メディアが通名報道を続ける限り、偽証社会の幇助にも通ずる。通名の使い分けが、たとえば、資産の分割隠蔽による脱税や、生活保護の虚偽申請の要因ともなっている、との指摘がある。これについても、この先で、廃止すべき事項に違いない。以上、朝日新聞の記事を参照し、小考と取材についての報告稿とさせていただく。
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