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2010/06/03(木) 22:27:00 [明るいニュース]

日本の無人探査機「はやぶさ」
史上初の帰還軌道へ 

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小惑星探査機「はやぶさ」 地球帰還へ最終作業
 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は3日、小惑星探査機「はやぶさ」の地球帰還に向けた最終作業を始めた。地球へ戻る4回の軌道修正のうち、今回は3回目になる。一連の作業が成功すれば、地球への帰還が確実になる。月以外の天体に着陸してから地球に戻るという世界初の成果に一歩近づく。はやぶさは火星と地球の間を周回する小惑星「イトカワ」に2005年に着陸。表面の砂ぼこりなどをカプセルに詰めたと期待されている。カプセルが分離して地球に戻り、13日にオーストラリアの砂漠に落下する予定だ。日本経済新聞紙面(切り抜き)6月3日夕刊(14面)より参照のため抜粋引用/写真は日本経済新聞の同紙面(右)、ならびに「はやぶさ、帰還目指し軌道修正 13日豪州へ」と伝える河北新報Web) 6月13日付記事(左)より参照のため引用
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小惑星探査機「はやぶさ」、帰還間近に

 延べ50億キロメートルの航行を続けた、日本の無人探査機「はやぶさ」の地球帰還が間近に迫っている。当初の計画を3年近く上回る長期間(5年)の航行の中で、過酷な宇宙環境によって満身創痍になり、帰還は絶望的と観られていた。しかし、独自のバックアップ技術の粋を尽くした心臓部と、地上からの精細な遠隔操作によって機能し続け、不可能と思われていた地球帰還への最終作業に入った。

 帰還に成功すれば、「月以外の天体に着陸してから地球に戻る」(紙面)という史上初の快挙となる。無人探査機の「はやぶさ」には、世界のトップレベルにあるロボット技術やリモートセンシング、イオンエンジンを用いた姿勢制御技術、回路のバックアップ技術などが集約されている。これらの技術を構造的に組み合わせ、立体的に総合するスキルにおいても、気象衛星「おおすみ」「ひまわり」などの実績から比類なき蓄積技術を日本は有している。

 「はやぶさ」の成功が現実のもとのなれば、日本の新たな技術応用の可能性の途を開くことになるだろう。
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■ 主な関連記事:

快挙「はやぶさ帰還」考 2010/04/22 
「千葉訪問」小記 2010/05/26

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世界に先駆ける日本の技術

 日本の基礎研究の成果の1つだが、下記は、「厚さ0.08ミリ、画面サイズは4.1型。鉛筆の太さに相当する直径8ミリに巻き取ることができ、実験では巻き伸ばしを1000回繰り返しても画面の表示性能が低下しないとの結果を得た」と。「ソニーは26日、鉛筆の太さに巻き取れる極薄で柔らかい有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)ディスプレーを世界で初めて開発したと発表した」(時事通信)と伝えるニュースである。 

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時事通信Web) 5月26日付記事
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 昨年の国思う勉強会の折に、紙のように薄く、携帯可能なELディスプレイがあと数年以内に、この日本から実用化への途が開かれる、と予告をさせていただいたことかと思う。上記はその一歩といえる。いずれ産経新聞や「博士の独り言」も、この種のディスプレイに映し出してご覧になることが可能な時代が遠からず到来するだろう。

 日本は理科学の力を以って国力の発展に資するべきで、特に、理工系学生のみなさまや、理工系を志望される若年層のみなさまが、自信と希望を抱いて道を進める日本を、そして、シニアのみなさまが誇りを以って後進を育成できる日本を、先祖代々の底力みなぎる日本への道を、国思うわれわれの世代が開く役目を果たしてまいりたい。

平成22年6月3日

博士の独り言
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路傍の初夏(筆者)
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日本は毅然とあれ!

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