2008/04/28(月) 07:58:42 [国際時事]

 

 
レッドカードをチャイナに!

20080428001
聖火 ソウルでも混乱 リレーゴール付近 暴行で米国人ら負傷
【ソウル27日小出浩樹】 北京五輪の聖火リレーが27日、韓国の首都ソウルで行われた。集結した中国人が脱北者らの抗議集会に金属棒やペットボトルを投げ、報道陣が負傷。聖火ランナーの前に飛び出そうとした男1人や、道路脇にまいたシンナーに火をつけようとした男2人が、警察当局に拘束された。中略)リレー終了直後にもゴール近くで中国人数百人が、チベットの旗を掲げた男性を取り囲み、阻止しようとした機動隊と衝突した。警察当局は妨害や衝突防止のため約8300人を動員していた。聖火は北朝鮮の平壌に運ばれ、28日にリレーが行われる。西日本新聞 4月28日付記事より参照のため抜粋引用/写真はソウル市内のホテルと思われる建物に逃げ込んだチベット人、または支援者とみられる男性(赤枠内)に集団暴行を加えるチャイナサポーター。動画より参照のため引用

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灯火「暴力」リレー

 五輪開催の条件として、国内の人権状況の改善を約束しながらも、しかし、その状況はさらに悪化。ゆえに、五輪の開催意義と「聖火」の意味は早々に自動消滅しているに等しい。同五輪、およびそれに関連する催し、行事は、実質的に、中国共産党の示威宣伝のキャンペーンと化していることについては、有志ブログの多くがあつかわれている実態と思う、諸氏の英邁な指摘と論及、周知の尽力に敬意を表し、小ブログからも短稿を呈する。

 長野(4月26日)を経た「灯火」は、韓国に運ばれてリレー行事(4月27日)が催されたようだ。同国内のリレーでは、8000人を超える現地警察官を警備に投入した様子が伝えられている。だが、同国の風土が相乗効果を生み出してのことか、大きく混乱した模様だ。チャイナサポーターによる暴力行為が報じられている。次の報道写真は、『27日、ソウルで、北京五輪に反対するデモに参加した韓国人男性を襲撃する中国人留学生』と題し、AFPから配信を受けた時事通信が報じた1枚である。

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韓国人男性を襲撃する中国人留学生時事通信
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 傍若無人な跳び蹴りである。この場面で思い出されるシーンは、あの2月20日のサッカー「東アジア選手権(男子)」での「日本・中国戦」だ。ゴール前に進んだ安田選手に対し、ゴールキーパーがプレーとは無関係な跳び蹴りを入れた場面はご記憶に新しいことと思う。

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安田選手に対する跳び蹴り記事
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 この時、跳び蹴りを受けた安田選手は担架で運ばれて退場。通常は即座に「レッドカード」が出されるべき場面でありながら、しかし、北朝鮮の審判は微妙な間を置いて「イエローカード」の提示で済ませた。この不審な判定も物議をかもしたのであった。スポーツの試合における出来事とはいえ、現状の中華人民共和国と北朝鮮のつながり。それを象徴するかのシーンに映ったのは筆者だけではないだろう。

 さて、上記の「中国人留学生」による跳び蹴りは、たとえ、相手が誰であろうと、また、いかなる問題があったとしても、あってはならない行為である。幸いにも、と謂うべきか。長野のリレーでは、多数のチャイナサポーターを現地に迎え入れながらも、かの集団が潜在的に持つ暴力行為の火種は、多くの理性によって抑制されたのだが、しかし、「韓国では」とも謂える。
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1人の男性に集団暴力

 読者からいただいた動画情報に、感謝する。韓国での灯火リレーに際し、およそ、沿道から建物(ホテルか)へ逃避したチベット人、またはチベットサポーターとみられる人物を、赤い五星旗をかかげたチャイナサポーターが取り囲み、集団暴行を加えている様子が展開されている。1人に対する暴力と怒声。その狂気、凶暴性にあたらめて気づかされるシーンに映る。

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チャイナサポーターによる集団暴行動画
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暴徒に「レッドカード」

 現地の警備関係者だろうか。数人が間に入って静止しようとするが、しかし、チャイナサポーターの「勢い」はなかなか収まらない。この動画は、中華人民共和国の国内での出来事ではなく、他国で“堂々”と展開する暴力行為の記録でもある。以上は、数多く起きている暴力事件の端例に過ぎない。

 だが、チベットの惨劇については「内政問題だ、他国は干渉するな」(要旨)と主張しつつも、しかし、横暴にも、他国での行事に干渉する。チベットを支援する者に暴圧を与える。暴力を振るう。この矛盾をどう説明するのだろうか。また、「スポーツと政治は切り離すべき」(要旨)と主張しつつも、灯火リレーという、本来はスポーツを象徴する行事に対して、大使館や関係機関を通じて大々的に自国民を送り込む。そのスタンスをどう説明するのだろうか。

 もはや、「灯火リレー」すら、同国が官民一体となった他国への暴圧、暴力の「象徴」と認識せざるを得ない。これらの暴挙に対し、世界の良識から「レッドカード」が突きつけられるべきではないか。
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■ 主な関連記事:

長野「灯火リレー終了」
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【筆者記】

 一般に、「平和」と「暴力」とは対極にあるが、北京五輪はもはや「平和の祭典」とは謂えず、暴力の象徴と指摘して差し支えない。否、暴力が「平和の祭典」を偽装している、と謂えば、その実態により近いものになるのかもしれない。また、国交省による特定国からの渡航者・大量誘致は、これらの暴力を日本へ大量移入するに等しいと謂える。早急な見直しと特定国に距離を置いた政策を。短稿にて。
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 読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメントに感謝します。昨今、売国事例と呼ぶべきさまざまな事件、不祥事が露呈していますが、良識の力によってこれらを今周知・打開し、未来の教訓とすべき「日本復刻」への確かな前兆と筆者は観ています。先ず膿を出し切って、病を治す。これもまた自明の道と思います。力を合わせて頑張りましょう。

 一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えていただき、共に闘ってくださるみなさまに心より感謝します。 

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2008/04/22(火) 16:12:05 [国際時事]

 

 
仏国旗に書かれた毀損文言 

2008042202
フランス国旗にナチスの鍵十字
【仏旗を変造】 中華人民共和国(中国共産党が1949年に建国)国内で発展しつつある、フランス系小売大手カルフールに対する“抗議デモ”に関し、先稿では、有志の知らせにより、同デモの中で毀損されたフランス国旗の写真を紹介した。これについて、フランスの読者からコメントをいただいたので、小稿の場を借りて追稿を報告する。博士の独り言/写真は
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国旗の中央に書かれた毀損文言

 読者からは、先稿について、次のコメントをいただいた。云く、『記事中の逆卍の写真ですが、その国旗中央部に書いてある中傷文にフランス人はかなり怒っているようです。言論の自由を中傷の自由と勘違いしていますね』(要旨)と。その文言の内容について、次の通り指摘しておられる。

 国旗の部分を拡大し、可能な限り国旗の角度を水平にしてみたが。こうすれば、中央の文言がよりクリアに読み取れるのかもしれない。上から、Jeanne d'arc= prostitute ジャンヌ・ダルク=売春婦。Napoléon= pervert(支那人、綴(つづ)りが間違っています。正しくはpervers)で、ナポレオン=性的異常者(変態)。France=Nazi フランス=ナチ。なんでも自分達(中共)に反するものはナチスになってしまうのですね。Free Corsica チベットとコルシカの歴史は全く違うのですけれど・・・。まるでフリー沖縄って言ってるのと同じ論理ですね。ナポレオンを中傷しているので、かなりコルシカ人に恨み買ってると思います、と。以上のご指摘をいただいた、感謝する。 

  これらの文言については、プラカードなどにも使用しているようだが、フランス史上に名を遺した人物に対し、このように下劣な毀損を受ける筋合いにはない、と。あるいは、下劣に過ぎる、と。フランスでは、このような反感が広がっているようだ。


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先稿引用の元写真 「dailylife.com」より参照のため引用
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ダライ・ラマ14世がパリの名誉市民に

 さて、国内でもすでに報じられているようだが、この21日、パリ市議会でダライ・ラマ14世に対し、『パリ名誉市民』の付与を問う投票があったそうだ。同市のドラノエ市長の提案とのことで可決したそうだ。さらに、フランスの読者からは、『国家政権転覆扇動罪の実刑判決を受けた人権活動家の胡佳氏をも名誉市民とすることに承認したようです』とお知らせいただいたので、ご存知のことかと思うが、小稿に併せて報告する。

 ロイター通信(4月22日付)には、『ドラノエ市長は21日、報道陣に対し「ダライ・ラマは対話と平和の人物だ」とコメント。その上で「彼を支持するための普遍的な価値からしても、(名誉市民の称号を贈ることは)パリ市の責務だ」と今回の決定について語った』と報じられている。ここで、注目したい点は、先に中国共産党御政府から実刑判決を受けた胡佳氏も、併せて同市の『名誉市民』として承認されたことだ。 

 同市議会の採決には、親中派とみられるサルコジ大統領が率いる『国民運動連合(UMP)の支持は得られていない』(同)とはいえ、「人権」を標榜するフランスならではの出来事と謂えるのではないか。同国なりの確たる対中メッセージになるだろう。「人権問題」には国境はない、思想信条の云々もない、とのメッセージをくださった読者がおられる。中国共産党の顔色を見ることなく、独自に議事を推し進めたフランスの事例は、その1つと謂えるのかもしれない。

 普段は「人権」を標榜しながらも、ここぞという時は、中国共産党の顔色を窺(うかが)うかのように、チベットの惨状には何一つ「人権」を突きつけることが出来ない、どこかの国の政治家には、率直に見習っていただきたい1つの「主権国家の事例」と謂えるのではないか。

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■ 主な関連記事:

デモ「仏国旗変造」一考
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国思うアンケート(期間: 4月21日〜23日)

■ チベット惨劇に対する政府対応について
投票所 


 再び発生したチベットの惨劇に対し、中国共産党政府に対する国際社会の批判が高まる中、日本政府がなして来た対応について、みなさまのご意見をお尋ねします。
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■ 胡錦濤国家主席の「国賓」来日について
投票所


 現時局において、中国共産党指導者を「国賓」として招くことが妥当どうか、みなさまのご意見をお尋ねします。
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■ 闘魂編:

チベットに良識の支援を! 
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【筆者記】

 読者のみなさまから、国旗記事について、海外向けに資料を作れば、とのアドバイスをいただいた、感謝する。英伊語版の原版を早速作成した。付属の資料を作成して一応そろった時に有志のみなさまにお配りする。また、簡潔ながら、冒頭には、博士のフォーラムによる「フリーチベット宣言」を明記しているので、敬愛するフリーチベットブロガーのみなさまにも報告するつもりだ。政治家諸氏には、せめて、これくらいのことは「言ってほしかった」と。ふと、思う内容をそのまま記している。

 主権国家の一員として、わが国にその機能を快復すべき。主権国家として、日本がごく当たり前の主張が出来る国へ、との願いは、特定国が嫌うような「右翼化」でも「右傾斜」でもない。主権国家としての背筋をピンと伸ばすことに他ならない。そのために、どこかでお役に立つことを願い後40年は頑張るつもりだ。 ささやかな対外活動だが、どうか応援していただきたい。雑感ながら午後の短稿にて。

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2008/04/21(月) 18:25:42 [国際時事]

 

 
フランス国旗を変造

20080421003
フランス国旗にナチスの鍵十字
【仏旗を変造】 中華人民共和国(中国共産党が1949年に建国)国内で発展しつつある、フランス系小売大手カルフールに対する“抗議デモ”に関し、有志から記事情報をいただいたので小稿に紹介する。博士の独り言/写真は「ナチスの鍵十字を書き込んだフランス国旗を広げる抗議でも参加者」「dailylife.com」より参照のため引用

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当局のマッチポンプと踊る民

 表題は有志から教えていただいた記事情報だ、感謝する。小稿の場を借りて、先ず整理しておきたいことは、メディアが同じく「抗議デモ」と報じたとしても、真の弾圧に抗議するチベットの人々の「抗議デモ」と、今般報じられている「中華抗議デモ」は、まったく異質であることだ。

 後者は、灯火リレーへの自作自演の要素が色濃い“妨害”を「ネタ」に上げ、中国共産党当局のマッチポンプ(自らマッチで火をつけておきながら、ポンプの水で消す。すなわち「自演行為」を象徴している)のもとで、当局からの誘導のままに騒いでいる、と認識して差し支えない。同時に、一連の状況は、同国の民意の低さを、あらためて世界に示すものと謂えるのではないか。
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フランス国旗を変造

 たとえ、真に抗議する場合でも、相手国の国旗は蹂躙・破壊しない。これは、通常国家が心得るべき最低限度の「紳士協定」と謂えるのではないか。ゆえに、かのフランスでも、イギリスでも、ドイツでも、ましてや、日本においても、その国々の真正の国民は、他国の国旗を冒涜し、あるいは、破壊して燃やす等の行為は基本的に慎むのである。だが、ご存知のように、特定三国においては、最低限度、心得るべき道徳さえ欠如しているためか、平然と他国の国旗を破壊する行為に奔る。この行為に象徴される「民意」の低さは、これらの国々は、本質的に、およそ「文明国」とは謂えない。我々は、それ以下の存在である、と。自らを実証しているに等しいのではないか。

 今般の「中華抗議デモ」では、多所でフランス国旗が蹂躙され、さらには、同国に対する罵詈雑言が飛び交っていると聞く。そうして光景を報道で知り、心を痛めておられるフランスの人々は多くおられるに違いない。このような行為に気づき、および、認識を深めていただきたいことは、現状、中華人民共和国はまともに相手すべき相手ではないこと。そして、かくなる国から侵害、蹂躙、弾圧を受けているチベットの人々の悲しみが、どれほど深いものであるかを。
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■ 主な関連記事:

善光寺「落書き事件」一考
愛国「大規模デモ」一考
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国思うアンケート(期間: 4月21日〜23日)

■ チベット惨劇に対する政府対応について
投票所 


 再び発生したチベットの惨劇に対し、中国共産党政府に対する国際社会の批判が高まる中、日本政府がなして来た対応について、みなさまのご意見をお尋ねします。
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■ 胡錦濤国家主席の「国賓」来日について
投票所


 現時局において、中国共産党指導者を「国賓」として招くことが妥当どうか、みなさまのご意見をお尋ねします。
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■ 闘魂編:

チベットに良識の支援を! 
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【筆者記】

 他の原稿を書いているところへ、上記の情報をいただいた。先ず、短稿を通じて、みなさまに報告する。今般のチベットの惨劇、そして当局の自演行為、および嘘を重ねる配信等々。これらを通じて、欧米の認識が変わることを切望している。実際に、静かに、しかし、大きく認識の流れが変わろうとしている。凡眼ながら、筆者の眼には、中国共産党がこれまで世界中に噴霧した対日毀損の宣伝を、払拭するに絶好の機会と映る。ささやかな対外活動だが、どうか応援していただきたい。短稿にて。
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2008/04/15(火) 21:55:33 [国際時事]

 

 
国連は誰のものか? 

20080415003
中国、また日本の常任理入り支持せず
 潘国連と同安全保障理事会の改革に関する日中外務省局長級協議が14日、北京で開かれ、日本が安保理常任理事国入りへの中国側の積極的な姿勢を求めたのに対し、中国側は「途上国の利益を重視すべきだ」などと従来の見解を表明、日本への支持を示さなかった。中国は1月に行った中印首脳会談の際の共同文書で、インドの常任理事国入りを支持。5月に予定される中国の胡錦濤国家主席の訪日を控え、日本に対しても支持表明を期待する声が日本側で高まっているが、中国側は現時点で支持する考えがないことを示した。日本の常任理事国入りについては米国、英国、フランス、ロシアの4常任理事国がこれまで支持を表明。常任5カ国の中では唯一、中国だけが支持を表明していない。産経新聞 4月15日付記事より参照のため抜粋引用/写真は国連本会議場(読者提供)

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そろそろ発想の転換を

 国連の実像と機能については、有志ブログの多くがあつかわれている事柄と思う。諸氏の英邁な指摘と論及に敬意を表し、小ブログからも短稿を呈する。なお、小稿も庶民の視線で書かせていただこうと思う。

 いわゆる、「国連神話」と謂うべきか、国連を至上主義というべきか。これらはよく耳にする言資だが、現今の日本の政治の分野で、その考え方が主流であるとするならば、そろそろ発想を変えて、その視点、とらえ方を見直すべき時期に来ているのではないか、と思える次第である。これまで、日本は中華人民共和国からの「常任理事国入り」への支持を得るために、何かといえば、多大な円借款やその他の支援を重ねて来た。だが、むしろ、同国からは巧みなまでに「常任理事国入り」への道を阻まれ、言葉は悪いが、「出すものは出せ」との要求に翻弄(ほんろう)されて来た感が否めない。その本質は、「ぼったくり」と同様ではないのか。

 一部では、『日本政府は5月の胡錦濤国家主席訪日で合意を目指す共同文書について、常任理事国入りへの中国の支持明記を求めている』(報道)とある。このために、殺人指導者を「国賓」として招く方針なのかもしれないが、しかし、その可能性は低いだろう。中国共産党政府は、およそこの「カード」を、ポストODAを引き出すために温存しておく可能性が高い。いわば、目の前にぶらさげた「ニンジン」のように、延々とこの「カード」を、今後も使えるだけ使うつもりであろう。かの「日本解放第二期工作要綱」の長期的な視点を考察すれば、いずれは、この日本も「自治区」の1つとなる。そうとらえているためだ。対中外交においては、楽観論は捨てて、この点への確固とした認識を持ち、一線、二線を画したスタンスが必要だ
。さもなくば、日本はこのままペースに乗せられるのみで、危うくなる。
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国連と日本の関わり

 次に、国連という、元来、公的機関であるべき大きな組織と日本との関わりについて、概観ながらここで少々再考する。ご存知の通り、国連の運営を賄(まかな)う基盤は各国による「分担金」で形成されている。 日本は、国連にたいする分担金として、2007年は3億3,260万ドルを拠出。これは、米国(4億9,320万ドル)に次ぐ第2位に相当する巨額であり、3位のドイツ(1億7,160ドル)の約2倍。常任理事国である4位のイギリス(1億3,290万ドル)、5位のフランス(1億2,610万ドル)にも大きく水をあけている。
 
20080102006
2005-07年国連通常予算分担率・分担金外務省
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 一方、「常任理事国」である中華人民共和国は、9位で5,340万ドル。同じく、ロシアにいたっては、15位の2,400万ドルと異様にその額は低い。米国と日本で全体の約38%を拠出し、6位のイタリア(1億160万ドル)を含め、米、日、独、英、仏、伊の6ヶ国で60%以上をまかなっている。だが、その中で、中華人民共和国、露西亜が占める割合は、合計してもわずか「3.769%」である。どこかの国の「公明党の支持率」と同じような数値である。この2国は、自国には強大な軍事費を使いながら、国連への拠出はわずか「3.769%」であることが留目すべき点だ。まさに、日本に「資金は出せ」、しかし、「口は出すな」の典型がここにあり、この点で日本は、最も身分不相応な「割りに合わない」目に遭っているのである。

 中華人民共和国、露西亜が「常任理事国」で、低額な分担金すら滞納が指摘される韓国からは事務総長を輩出。現今では、事務総長による組織の一部の私物化さえ指摘されている。これで国連の本来持つべき機能が公正に発揮できるのか、といえば疑問が残る。

 また、この3月に再発したチベットの惨劇に対し、曲がりなりにも、欧州議会や米国上下院議会が、この4月に、対中非難決議案を相次いで採択しているが、肝心な国連の「顔」はなかなか見えて来ない。常任理事国に虐殺の当事者が入っているため、と指摘されても致し方ないであろう。「第2国連」とまでは謂わない。ならず者国家を締め出した「真の国連」の新たに設置。それを日本からの提案を検討する。その余地はないのだろうか。もし、その方向に進路を置き換えることが出来れば、上述のような、対中外交に翻弄されることなく、日本が日本独自のスタンスを見出していけるのではないか。庶民の視線からは、そのように映ってならない。雑感ながら短稿にて。

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■ 主な関連記事:

韓国「国連私物化」一考
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【筆者記】

 国思う勉強会(4月29日(土))に際し、沢山の応募をいただき感謝する。盛況になりそうなので、5月1日か、2日にも新たな勉強会を考えている。申すまでもなく、これらはあくまでもボランティアであり、どこかでみなさまのご参考としていただければ、との願いから行わせていただく勉強会である。お気軽にお立ち寄りいただければ幸いである。
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2008/04/14(月) 23:20:10 [国際時事]

 

 
調査捕鯨船への「妨害」一考

20080414006
調査捕鯨、予定の6割止まり=クロミンク551頭−水産庁
 水産庁は14日、南極海で実施した2007年度の調査捕鯨について、実際の捕獲頭数が551頭と、予定(815−985頭)の6割程度にとどまったことを明らかにした。捕鯨に反対する米国の環境保護団体「シーシェパード」などによる妨害行為で、捕獲を中断されたことが響いた。当初は、クロミンククジラを765−935頭、ナガスクジラを50頭捕獲する予定だったが、妨害を受け、クロミンクは551頭、ナガスはゼロとなった。時事通信 4月14日付記事より参照のため引用/写真は「調査捕鯨 計画の60%程度に」と報じるNHKニュース4月14日付記事より参照のため引用

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「妨害」の実態は「テロ」行為

 捕鯨の「賛」「否」については、国際捕鯨委員会(IWC)で意見は分かれているが、しかし、日本の調査捕鯨活動は、国際法で認められた公式の活動であった。しかし、今般の南極海における日本の調査捕鯨活動は不振に終わったようだ。その不振に終わった要因として、米国の環境保護団体「シーシェパード」などによる、度々の「妨害活動」による中断が響いたことが報じられている。

 メディアは「妨害活動」と報じるその事例には、「妨害」と謂うよりは、明らかに「テロ」と認識すべき実態があった。これは多くの読者が指摘されたことでもあり、小ブログも先稿にその実態について記して来た。忽然と現れた“環境保護団体”の船から、劇物や危険物が日本船に投げ込まれたことは記憶に新しい。その襲撃によって、日本の調査船では実際に負傷者が出ている。特に、多数投げ込まれた「酪酸(らくさん)」。これを身に被れば、処置が遅れた場合は失明することさえ有り得る。このような事件が重なっていたのである。
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国際社会に「政治の顔」が見えない日本

 このような行為は許容されるものではない。捕鯨に対する「賛」「否」の議論とはまた別次元の「暴力」である、と。これらの日本調査船に対する「テロ」行為におよんだ団体にもメール、書簡を送付し、また、国民の1人として、厳正な対処を求める声を送らせていただいた(「主な関連記事」の項にリンク添付)。この時は、多くの良識のみなさまも政府に意見を送られたことと思う。

 その後はどうか。報道によれば、『海上保安庁などは、シー・シェパードによる一連の妨害行為について威力業務妨害などの疑いで捜査を進めることにしています』(NHK)とのことだ。「なんだかなあ」。人間が出来ていない筆者の最近の口癖だが、どうも動きがいささか緩慢(かんまん)に映る。まだ、初期の域を出ていないのだろうか。議論が分かれている国際捕鯨委員会(IWC)でさえ、これはだめだ、と「シー・シェパード」に対する非難決議まで発効しているにもかかわらず。また、自国民が危険なテロ被害に遭ったにもかかわらず。ここでも、日本の「政治の顔」がなかなか見えて来ないのである。
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政府宛意見書

 再掲で恐縮だが、当時の書簡をあらためて報告する。以下、

(以下、意見書)

 拝啓 日本の調査捕鯨船・日新丸がこの3月3日午前7時10分(日本時間)より約1時間にわたり、米環境保護団体シー・シェパードの所属船・ステープ・アーウィン号に乗り組んだ多数の捕鯨反対者により、酪酸とみられる液体入り瓶、および白い粉の入った袋を計100個以上投げ付けられ、日新丸乗員に負傷者が出た、との事件が発生したことを報道によって知りました。

 申し述べるまでもなく、投げ込まれた薬品のうち確認されている1つの酪酸は、人体にかかれば失明や火傷をおよぼす危険性を有する薬品であり、報道からは、ステープ・アーウィン号に乗り組んだ活動家らが、あらかじめこの薬品を、しかも、大量に準備していた形跡が十分に伺えます。以って、かくなる行動は計画的なテロ行為であることは明らかです。

 まして、それらを封入したビン等が調査船の船体に当たり、砕けて海中に飛散した場合を考えれば、海洋汚染に通ずる行為であり、とても環境団体を自称する団体のなす業とは認識し得ません。また、同団体の同船の船長による、日本調査船の位置を追尾するために、事前に何らかの方法で発信器を取り付けている旨の報道がAFP通信(2月26日付)で報じられています。これらの不法行為は、あらかじめ、戦闘能力を保有しない日本の調査船を付け狙った攻撃と認識した方が事の次第が判りやすく、これらは、捕鯨の「是」「非」議論とはまったく別次元の犯罪行為と認識すべきです。

 今後も、斯様な行為が重なり、あるいはエスカレートし、この先では、日本の調査船に死亡者が出るケースさえ懸念せざるを得ません。調査船の乗員諸氏もまた日本国民です。日本国民の安全と生命と財産を守るべく、また、日本の尊厳と名誉を守る政府の立場から、福田総理、町村官房長官をはじめ、政府諸賢におかれては、遺憾の意や抗議を表明されるに留まらず、かくなるテロ実行犯、およびその母体である自称・環境保護団体に対する起訴を視野に入れた対応に出られることを強く切望いたし、以上、僭越ですが意見書とさせていただきます。謹白

平成20年3月3日

神奈川県藤沢市 ○○○○

(以上、意見書)
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 事例は異なるが、チベットの惨劇に対する対応と、その弱腰のスタンスがよく似ている。国際社会の理解を得るべき場面でも発言できずに過ごす。これでは、日本はあらぬ誤解を受けかねない。一国の政府として、毅然と「なすべきこと」はなし、言うべきは言う。それで、はじめて「政府」と謂えるのではないか。
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【筆者記】

 ふと、小稿を書かせていただいた背景には、来る4月26日の長野の「灯火リレー」があった。チベットサポーターや日本人支援者が、あらぬ事件に巻き込まれた場合に、現今の政治は、真に対処できるのだろうか、と。その懸念がつのる。杞憂であればよいのだが。

 捕鯨について。先稿に申し述べたとおり、筆者の世代は鯨(くじら)を食べたことがない。だが、マルコ老人や西村幸祐氏の「ウルトラ怪獣」世代や、諸先輩の世代の話をうかがえば、「鯨(くじら)の竜田揚げ」や「甘露煮」などを学校給食で食べた、との話をよくうかがう。戦後、さほど年月を経ていなかった時代にあって、育ち盛りの子供たちにとっても、鯨(くじら)は貴重な蛋白(たんぱく)源の1つであった。また、「鯨さんに感謝して食べましょう」「いただきます」と教わりながら食された。すなわち、子供たちの心の教材でもあった。

 授業で使うクレヨンや色鉛筆、水道の近くに置かれた石鹸、その他の日常品にいたるまで、鯨は、あらゆるところで「何1つ無駄なく」、庶民の生活を支えてくれたそうだ。「鯨さん、有難う」との作文を書いたり、鯨の絵を描いて飾るなど、「鯨」を通じて、子供たちの「感謝」の心が育った。その光景がしみじみと想像できる。捕鯨に関して、議論である以上は「賛」「否」はあって然るべきだ。だが、ビーフを食する国々に、こうした「1つも無駄にしない」、有難うと「感謝する」の文化があるか、どうか。機会を設けてじっくり尋ねてみたいと思う。

 感謝といえば、最近手にしたある人の詩集にこうあった。教わる思いである。「かんしゃく(癇癪)の「く(苦)」という文字を取るとかんしゃ(感謝)になります」と。短稿にて。
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 読者のみなさまにはお忙しい中、ご訪問をいただき感謝しています。ここに、新たに記事をアップさせていただけたことを有難く思います。 拙い記事に対し、有志のみなさまより、内容を的確にフォローいただくコメント、身を案じてくださるコメントに感謝します。昨今、売国事例と呼ぶべきさまざまな事件、不祥事が露呈していますが、良識の力によってこれらを今周知・打開し、未来の教訓とすべき「日本復刻」への確かな前兆と筆者は観ています。先ず膿を出し切って、病を治す。これもまた自明の道と思います。力を合わせて頑張りましょう。

 一日一日を大切に、みなさまと共に考え、真実を共有できればと願っています。事実を指摘する批判は「悪口」ではなく、真実を掘り出し、その共有のために不可欠です。また、真実の共有はすべての第一歩です。正論は真実から生まれ、良識の声は必ず力になる。辛抱強く支えていただき、共に闘ってくださるみなさまに心より感謝します。 

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